冬になると、暖かいお風呂で身体を温めたいもの。
でも、寒〜いお部屋や脱衣所から急に湯船に浸かると、身体がある反応を起こします。
それがヒートショック。
温度の急激な変化によって身体が受ける衝撃のことで、特に冬場の浴室で起こりやすいのです。 |
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冷え切った身体のまま、42℃以上の熱いお風呂に入浴するとします。
まず、身体は熱さに驚き、血管が収縮し血圧が上がります。これは脳卒中や心筋梗塞の原因となる場合があり、大変危険です。
やがて上がった血圧は、どんどん低下していきます。
すると今度は、脳に血液が届きにくくなり、意識障害や失神を起こす可能性が高くなります。 |
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さらに危険なのが、ヒートショックによる意識障害や失神が原因で起こる入浴事故。
意識障害や失神を起こすと、浴槽で溺れてしまうことが多いのです。
もし肺に水が入ると心停止を起こし、最悪の場合死に繋がります。
実はこの入浴事故による死亡者は、年間1万人を超えるといわれているのです。 |
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ヒートショックを起こしやすいのは
・熱いお風呂が好きな人
・動脈硬化・高血圧の人
・65歳以上
・飲酒・食事後に入浴する人
などが挙げられます。当てはまる人は特に注意が必要です。
ヒートショックから身を守るために大切なポイントがあります。
@お湯の温度を40度以下にする(ただし個人差があります)
A部屋の温度差を無くす
まずはこの2つのポイントを守るようにしましょう。 |
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